ホームページ作成前にやっておきたいこと!

ホームページはカッコよく作るだけでは成果が上がりません。事前にマーケティングを行いしっかり分析することで成果の上がるホームページとなります。

マーケティングって・・・よくわからない、そういう方はぜひお読みください。

マーケティングとは

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マーケティングってよくわからない・・・

確かにいきなりマーケティングと言われても何だかわからないですよね。

簡単に言うと自社・他社・市場をしっかり調査してどのように売上を上げるのか戦略を立てましょう!ということです。

マーケティングは正解がありません。正解があればみんな同じことやって結局売上が上がりませんよね?

苦手とせずまずは調査してみる戦略を立てる実行する検証するという流れを繰り返すことで習熟度があがってきます。

マーケティングはフレームワークがいくつかありますのでここで紹介したいと思います。

その前にホームページの目的を明確にしましょう!

ホームページを作成する、保有する目的は何でしょうか?売上を上げる!確かに・・・そのために実際どのような役割を果たすのか明確になっているのでしょうか。

  • 多くの人に見てもらう
  • 資料請求してもらう
  • 問い合わせを受ける
  • 商品を購入してもらう

簡単な例を挙げると上記の通りです。

目的はKGI(Key Goal Indicator=重要目標達成指標)と言って、サイト構築後の検証に利用されます。

重要!
ホームページの目的がKGIとなる

事前分析をしましょう!

最終的な目的(=KGI)を達成するためにどのような準備が必要なのかを解説します。

マーケティング用語が並ぶので難しく感じますが、内容はとてもシンプルなものになっています。

ターゲットマーケティング

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サイト作ったらみんなに見てもらいたい・・・

ターゲットマーケティングとは、ホームページをどんな人に見てもらいたいのかをイメージすることです。

  1. Who(どんな人なのか)
  2. What(何を抱えているか、問題は何か)
  3. Why(なぜ解決できない、自社なら解決できるか)
  4. How(どのようなメッセージがその人に届くか)

一般消費者向けのサイトであればどのようなお客様なのかをイメージすること、企業向けのサイトであればどのような担当者であるかイメージすることが大切です。

重要!
正解はないのでイメージすることが大切です。

 

3C分析

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出た、マーケティング用語・・・
3Cとは、、、
  • Customer(市場・顧客)
  • Competitor(競合)
  • Company(自社)

の頭文字から3C分析と言われます。

こちらのフレームワークでは現状をしっかり分析します。

箇条書きページでいいので書き出してみましょう。

1市場・顧客

目的とする市場や顧客の現状を整理します。

「〇〇(ここは業務) 市場規模」などで検索すると現状の様子について色んなレポートが出てきます。古すぎる情報は参考にならないので更新日付を確認したり、Googleの検索ツールで日付を絞りと良いかと思います。

過去の市場規模の拡大・縮小や顧客のニーズなども把握できるとよいかと思います。

あとはWebアンケートを利用した市場調査もありますのでそちらも利用してみる価値はあると思います。

2競合他社

競合他社はもちろん負けたくない相手ですよね。

いきなり上位の相手には太刀打ちできずに凹む毎日になると思いますので、まずは規模感が同じくらいまたは少し上を目標とすることが良いと思います。

競合他社がどのようなサイトを作って、どのように今の順位を獲得しているのか、、、オススメツールがありますのでこちらを利用してください。

オススメsimilarweb.com

こちらは有料登録がありますが、無料登録だけで十分です。

使い方は簡単!分析したいURLを入力するだけ。

無料版ではすべての項目が分析されるわけではありませんが、ここで確認したいのは月間PV数や流入経路となります。

 

オススメ見出し抽出

特定のキーワードで検索した時に表示される上位10位までのサイトについてどのような紹介文なのか、どのような見出しで構築されているのかを確認しましょう。

 

オススメMETA SEO inspector(GoogleChromeのアドオン)

Chromeにアドオン追加してあとに競合他社のサイトを開きましょう。

サイトのSEO対策が確認でき、どのようなキーワードを対象としているのかをチェックできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オススメhanasakigani

被リンク数をチェックするツールです。他のサイトからリンクを張られていることもSEO対策のひとつとなり、サイト上位に表示されるためにはどのくらいの被リンク数が必要かを把握することができます。

また被リンクサイトを確認し、登録することでリンクを張ってもらえるサイトであれば自サイトも登録することで被リンク数を上げることができます。

SWOT分析

強み・弱みといった企業内部の要因だけではなく、脅威や機会という外的要因までを取り込むことで、広い視野をもった戦略立案が可能になることです。また、リスクとチャンスをひとつの図の中に収め、脅威を回避しつつチャンスを狙うといった攻防一体の戦略が取れることもポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Strength:強み
目標達成にプラスとなる企業内部の特質

Weakness:弱み
目標達成の障害となる企業内部の特質

Opportunity:機会
目標達成にプラスとなる外部の特質で市場拡大の可能性や競争優位の可能性など

Threat:脅威
目標達成の障害となる外部の特質で市場縮小の可能性や競争激化の可能性など

 

市場は3C分析の「Customer(市場・顧客)」を対象としましょう。

「Company(自社)」とSWOT分析の強みは同じような内容になります。

上記を主軸に他の項目を詰めてSWOT分析を完成させましょう。一人が埋めるのではなく複数人で同じことを考えることにより多角的に表現できるようになります。

戦略を立てよう

クロスSWOT分析

分析するだけでは意味がないので、分析結果をみて戦略を立てましょう。

戦略を立てるにも先ほどのSWOT分析時に利用したフレームワークを利用しクロスSWOT分析を使いましょう。

抽出された強み、弱み、機会、脅威の要素をもとに、それらを、強みと機会、強みと脅威、弱みと機会、弱みと脅威の組み合わせで考える中から、とるべき戦略のヒントを得ようとするものです。

要素に書かれた項目を掛け合わせ想像力を高めながら戦略を立てていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分析した結果は今後の戦略となります。優先度を決め、取り組み内容をしっかり定めることが重要です。

サイトイメージを作成しよう

ターゲットマーケティングでイメージしたターゲットがどのようなサイトを好むのか心理的な要素を取り入れながらサイトのイメージを作成しましょう。

例えば、男脳の人は、数字の並んだ表を見るのが、そんなに苦にならず自分なりにその費用対効果を計算して、選ぶことができるようです。むしろ、根拠のない雰囲気言葉で訴求されても信頼ができないのかもしれません。 アンケートやクチコミ評価を集計した統計データは説得材料の一つとして有効と思われます。

女脳の人は数字を並べられると苦手意識が生じ、見る気が失せてしまう傾向にあります。ある商品のサイトであれば商品使用後のベネフィットがわかりやすくイメージできるような文言を並べると、女性への訴求力が高まります。 ユーザーが自分の心理を代弁しているような文言を前面に出すのは有効です。

カラーイメージ

サイトには大きく3色を使って作成します。その際にベースとなるカラーを決めます。色は意味をもっていますので、色が持つ意味を理解した上でターゲットマーケティングに沿った色合いにしましょう。

配色イメージスケール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

導線

サイトの目的が申し込みや商品購入である場合は流入となるページからどのようなページ遷移で目的のページにたどり着くのかをイメージしましょう。

誘導バナーやリンクを設置することで、サイト訪問者をしっかり目的まで誘導することが大切です。

例えば道路を車で走るときも目的にたどり着くための案内板がしっかり設置されている方が迷わず目的地へ進めますよね?また案内板が目に付くと本来行くはずではなくてもちょっと寄り道しようかなと思ったりしますよね?それと同じでサイト訪問者にしっかり訴求するような案内板(リンクやバナー)を設置することで目的地までスムーズな誘導をすることができます。

目標設定

KGI(Key Goal Indicator=重要目標達成指標

KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標

こちらは両方合わせて覚えましょう。

簡単に言うと、KGIは最終目的です。KPIは最終目的を達するだめの中間目的です。

※KGIのGは「Goal」のGなので、Gが付く方は最終目的(Goal)と覚えましょう。

KGI(Key Goal Indicator=重要目標達成指標

目標を定める時はKGIから!まずは最終的な目標を決めましょう。壮大な目標もいいですがまずは現実的に自サイトを作成するときに決めた目標に対して具体的な数値を出しましょう。例えばPV数や申込数、商品販売数などです。段階的に目標値を大きくすればよいと思いますのでまずは達成見込みがある数値を設定し、達成してから次のステップへと進みましょう。

KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標

KPIはKGIへ行くための中間目標です。

例えば目標PV数が1000PVだとすると、100PVの記事を10ページ作成することやCTR(クリック数)を〇〇%にするなど、細かく設定すると設定する項目はたくさんあります。

・検索表示数の向上

・検索結果からのクリック率向上

・サイト訪問者数向上

・サイト直帰率低下

・サイト目的ページへの誘導率

・各ページの離脱率

運用方法

PDCA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、業務や目的を継続的に改善・実行していく手法のことです。

Plan:計画する
PDCAのP(Plan)とは、目標を設定し、業務計画を作成する段階のことです。
まず、解決したい問題や利用したい機会を見つけて理解を深めます。
そして、目標における情報を収集し、解決策を考え、計画を立てていきます。
ここまでがPの段階です。

Do:実行する
PDCAのD(Do)とは、Pの段階で立てた計画を実際にやってみる段階のことです。
問題を解決するための方法を見つけたら、少しずつ試してみてください。試す際にはその方法が有効だったか無効だったかも記録しておきましょう。次の段階で使えます。

注意点:Pの段階で立てた計画を実行するときには、最初から計画を完全に実行するのではなく、あくまでテストをしながら少しずつ実践しましょう。

Check:評価する
PDCAのC(Check)とは、計画に沿って実行出来ていたのかを評価する段階のことです。この段階で試してみた解決策の結果を段階①のPlan(計画)の時の予想と比較して分析し、解決策が有効かどうかを評価します。

Action:改善する
PDCAのA(Action)とは、実施結果を検討し、業務の改善を行う段階のことです。Pで計画し、Dでテストをした結果をCで評価し、最後のAで実行します。

注意点:PDCAはサイクルで、始まりも終わりもありません。最後のActionの段階が終了して改善した時点をまた新たにベースラインとして、より良い解決策を探し続けてください。

OODA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OODAとは、 Observe (観察)、Orient (状況判断、方向づけ)、 Decide(意思決定)、Act (行動)の頭文字をとったものです。その名の通り、目標を達成するための要素を4つの段階に分けて成功に導く方法を示したものです。OODAループを速く回すことで修正行動を素早く行うことができるだけではなく、相手との関係において主導権をとることができます。

Observe:観察する
このフェーズでは、まずとにかく相手を観察します。自らの計画に固執するのではなく、相手をよく観察してその出方を伺うことが重要です。 意思決定者自身が観察を行うことで自分以外の外部状況に関する「生のデータ」を収集します。

Orient:状況判断、方向付けする
生のデータがある程度集まったら、次のフェーズへ進みます。

このフェーズでは、今何が起きているのか、を理解することに集中します。集まったデータが何を意味しているのかについて考え、理解し、状況判断を行います。つまり、Observeのフェーズで収集した生のデータを価値判断に使用できる情報に変換させます。

Decide:意思決定する
集めた情報をもとに何が起きているのかを理解したら、次は意思決定のフェーズに入ります。このフェーズでは、理解した状況に対してどのような計画を実行していくのかを決定します。

Act:実行する
そして最後は実行フェーズです。このフェーズでは、「意思決定」段階で決定した計画を実行します。その後、Observe(観察)段階へ戻り、OODAのループをもう一度最初から繰り返します。

OODAの特徴は一度切りの実行で終わるのではなく、調整しながらこのループを何度も素早く繰り返すことにあります。さらに言うと、何度も素早く繰り返すことで相手を圧倒し優位な立場に獲得することを目的とします。

PDCAとOODAの違い

従来ビジネスの現場において目標達成のために使われるメソッドしてよく知られているのが、PDCAです。ちなみにPDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)の頭文字をとったものです。

業務を継続的に改善し目的を達成するために、PDCAでは上記の4つの要素を繰り返すことが重要とされます。このためビジネスの現場などでは「PDCAサイクルを回す」などと使われ、実効性に優れた方法論の一つして認められてきました。しかし今日のようにマーケットや顧客ニーズの変化が激しい時代では、PDCAだけでは適用できない場面もあるのかもしれません。

ではPDCAとOODA違いは、どこにあるのでしょうか。確かにいえることは、PDCAに比べてOODAは戦場から生まれたきわめて機動性に優れたメソッドであるという点です。刻々と状況が変化する前線では、一瞬の遅れが死につながるためいちいち本部の指示を待ってはいられません。

PDCAでは、当初立てたPlanがスタートとなり、進行中の管理・監視が最重要視されるため、プロセスが重要視されます。このような特徴を持つPDCAに比べて、OODAは観察やそれにともなう状況判断に重きを置いている点で大きく異なります。

また機動戦を前提にしているOODAでは、柔軟な判断や迅速な実行が最優先となります。それだけに現場、つまり市場や顧客ニーズに対する適合性が増すといえるのです。

まとめ

ホームページを作成するのは作成することが目的とならないように、しっかりどのようなホームページを何のために作成するのか事前に検討することが重要です。

マーケティング分析というと難しく聞こえるところもありますが、マーケティングフレームワークを活用し自身でしっかり考えることでただのホームページにならず成果の出るホームページになります。

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